眉上ボトックスとは

眉上ボトックスとは、額の上部にある「前頭筋」の働きを弱めることで、眉毛の位置やバランスを整える施術です。主に眉の形を整えたり、眉間のしわを防いだりする目的で行われます。特に「眉毛の上がりすぎ」や「スポックブロー」を抑える目的で用いられることが多い施術です。

眉上ボトックスのメリット

• 眉毛の不自然な吊り上がり（スポックブロー）を防げる
• 額全体のバランスが整い、美しい印象に近づける
• 眉間やおでこのシワを目立たなくできる
• 非外科的でダウンタイムが短い

眉上ボトックスのデメリット

一方で、眉上ボトックスにはいくつかのデメリットも存在します。以下が主なリスクです。

• 目が開けづらくなる（眼瞼下垂のような症状）
• 目元が重たく感じる
• 表情が作りにくくなる、不自然になる
• 左右差が出る
• 腫れ・赤み・内出血・痛み

これらは一時的なものも多いですが、経験の浅い施術者や不適切な注入によって起こることがあります。

なぜデメリットが起こるのか？

眉上ボトックスの最大のリスクは「眼瞼下垂」です。これは、目を開ける筋肉（上眼瞼挙筋や前頭筋）にボトックスが過剰に作用することで、目が開きづらくなってしまう現象です。

また、筋肉のバランスが崩れると「左右差」や「表情の不自然さ」にもつながります。ボトックスは筋肉の働きを抑える作用があるため、打ち方を誤ると自然な表情が作りづらくなることがあります。

スポックブローの心配は不要

眉上ボトックスの場合、眉毛が不自然につり上がる「スポックブロー」のリスクはほとんどありません。むしろ、スポックブローを抑えるために眉上へ注入されるケースが多く、適切に行えばナチュラルな目元に仕上がります。

デメリットを回避するポイント

• 経験豊富な医師に任せる
• 適切な注入量と注入部位の知識があるか確認
• カウンセリングでしっかり希望を伝える
• 修正や溶解が可能な体制があるクリニックを選ぶ

医師の技術により、デメリットのリスクは大きく変わります。たとえば、上眼瞼挙筋に影響を及ぼさないように、適切な量と深さで注入できるかどうかは大切なポイントです。

信頼できるクリニックの選び方

• 症例写真が豊富で、仕上がりイメージが確認できる
• 医師の技術力や実績が明確に記載されている
• 口コミやSNSで高評価を得ている
• 丁寧なカウンセリングを実施している

よくある質問（Q&A）

Q. 腫れや赤みはどのくらい続く？

A. 一般的には数日〜1週間程度で落ち着きます。内出血がある場合はメイクでカバー可能です。

Q. どのくらいで効果が出るの？

A. 施術後3日〜1週間ほどで効果が現れ、3〜4ヶ月程度持続します。

まとめ：デメリットを知った上で、信頼できるクリニック選びを

眉上ボトックスには、「目が開かなくなる」「左右差が出る」「表情が不自然になる」などのデメリットがある一方で、スポックブローを防いだり、眉毛の形を整えるといったメリットもあります。

大切なのは、経験豊富な医師による的確な注入です。デメリットを最小限に抑え、美しく自然な仕上がりを求めるなら、実績ある信頼できるクリニックを選びましょう。